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提督さんと谷風さん。 [艦隊これくしょん]

提督さん 【 Lv 106 】・・・頃の出来事。

一周年イベントで先行実装された艦娘さんですけど、入手方法が
ドロップ限定で、わりとスカウトに運が必要だった谷風さんでした(@まじ)

天津風さんが Lv20 改造だったので、谷風さんも Lv20 かな~と
思ってたのですけど、全然改造ボタンが光らなくて、Lv30 だった(@気まずい)

1-5 というラクラク潜水艦ステージがあることと、レベルが低いと
大破を食らっても修理が短いことと、爆雷ソナーは三式と九三式
九四式の調節で火力を調節しやすいから、旗艦 MVP もラクラク(@にこ)
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なんとなく艦娘のなかでは珍しい、振り返りポーズのキャラクター(@まじ)
谷風さんを見てると戦車アニメでお馴染みの秋山殿に思えてくる(こなた)
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改造すると九三式ソナーと九四式爆雷の低火力セットを持ってきた(@にや)
着任から改造まで潜水艦をハンティングしてたのは運命のようです(@ぐらさん)
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あとは、おまけの落書き(こなた)



谷風「どれっくらい強くなったのかなー?
    いっちょ砲雷撃戦、いっときますか!」
提督「いやいや、改造が終わって間もないからね。
    ぼちぼちと近代化から始めていかないと。
    しばらく出撃は控えてもらうよ」
谷風「なんてこった!」
提督「どうしてもって言うんなら、そうだな。
    近海の対潜哨戒なら、なんとかやれそうかね」
谷風「かぁーっ、まーた潜水艦かぁ」
提督「補佐艦ちゃん、今日の潜水艦ハントは誰だい?」
  電「えっと・・・曙さんと白露さんが出撃なのです」
提督「きっちり任務をこなしてくれるお嬢ちゃんたちだな。
    谷風ちゃんの出番は回ってこないだろう」
谷風「提督、あのさ、なんかさぁー。
    ちょっと潜水艦って飽きてるんだなぁ」
提督「お前さん、ずっと潜水艦を相手にしてたからな。
    それじゃ、待機ってことでいいかね」
谷風「なんか退屈ぅー」

  雷「こんにちは、司令官!」
提督「ん? どうしたんだい?」
  雷「あっ、ごめんね!
    今は司令官にお話があるんじゃないの。
    ねぇ電、まだ時間かかる?」
  電「あの・・・なんなのです?」
  雷「今日の。 お昼の3時からの」
  電「今日・・・あっ!?
    はわわわっ、思い出したのです!
    今日は午後からお休みさせてもらう予定で・・・」
提督「へえ」
  電「いたのですが・・・忘れていたのです」
提督「姉妹で仲良くデートかね」
  雷「ええ、そうよ!
    もちろん、あたしと電のふたりじゃないわ。
    ちゃんと暁とベルもいるんだから」
提督「プライベートで遠征ってところかな」
  暁「どうしたの? まだ電は忙しいの?」
  電「ごめんなさい! ごめんなさい!」
提督「あっちにこっちに頭を下げて、忙しそうだな。
    それで、なんの遠征に出かけるんだ?」
  暁「パウンドケーキっていうお菓子を食べに行くのよ。
    衣笠さんが良いお店だって教えてくれたの。
    レディにふさわしい午後のティータイムでしょ!」
提督「クリームと苺のケーキが似合ってると思うんだがね」
  暁「あら、違うの?
    そういうのもあるんでしょ?」
提督「ん? ああ。 まぁ、そうだな。
    レディにふさわしい、しっとりしたケーキが出てくるさ」
  電「あの、あ・・・あのっ!
    電は、一緒に行けなくなったのです。
    暁、雷、ベルちゃんの3人だけで・・・」
提督「これから休みってことでいいさ。
    遊びに行ってきな」
  電「でも、今日は誰かに補佐艦の代理を頼んでなくて」
提督「代理なら、ほら、いるじゃないか。
    さっきから退屈してる谷風ちゃんがさ」
谷風「おっ! この谷風の出番ってかい?」
提督「これから半日のお付き合いだが、よろしくね」
谷風「がってん!」
  電「あ、あの・・・いいのです?
    えっと・・・?」
提督「どうやら暁ちゃんはパウンドケーキを知らないらしい。
    ガッカリしたときのためにフォロー役を頼みたいんだ。
    お休みってのは建前でね、これも任務ってやつさ」
  電「えっ、そうなのですか。
    そんなのが任務なのですか。
    あの、パウンドケーキってなんなのです?」
提督「お前さんも知らないのか、まぁいいや。
    お子様じゃなくてレディが食べるケーキってことさ。
    どういう意味か、きっと見ればわかる。
    上手いこと暁ちゃんを慰めてやってくれ」
  電「わ、わかったのです・・・任務りょうかいなのです」
  暁「ねぇ、司令官と電は何をコソコソ話してるの?」
  電「作戦指示・・・じゃないのです。
    少し注意されて・・・てへへ、なのです」

・・・・・・・・・。

谷風「なー提督、補佐艦ってさー。
    どんな事すればいいんだ?」
提督「ま、色んな仕事があるんだがね。
    今日のところは、いちばん定番の仕事をしてもらう。
    任務から帰ってきた艦隊の戦果報告書の作成だな」
谷風「あー、いつも補佐艦が書いてるやつなー。
    この谷風でも作れるものかな?」
提督「ああ、この報告書の項目に書いてくればいいんだ。
    慣れてないと時間は掛かるし、迷うとこもあると思うがね。
    ひとつひとつ悩んで書いていくことが大切だからな」
谷風「そういうのかぁー、まいったなぁ。
    提督、やってくんない?」
提督「オレがやっちまったら、お前さんの仕事がないだろう。
    だいたいオレは司令室を留守にできないからな。
    そういうのは補佐艦ちゃんのお仕事なんだ」
谷風「なっ、なんかさぁ、戦うよりも緊張してくるな!」
提督「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。
    冬眠してるクマにどんな夢を見てるのか聞くよりはマシさ。
    お前さんのこと、襲ってきたりしないからな」

・・・・・・・・・。

谷風「提督ー、提督ってばー。
    あのさー、補佐艦ってさー、暇だな」
提督「補佐艦の初心者ちゃんなら、そんなもんさ。
    ちょっと艦娘ちゃんたちのコンディションを知りたいんだが。
    なんて言われても、何をすればいいのか分からないだろう?」
谷風「さっぱりわかんねーなー。
    ちゃんと電は出来るのか?」
提督「ああ、指示しておくと艦隊の運用なんかもしてくれるよ。
    さすがに敵さんと戦う作戦を考えるのは無理だがね。
    あと、大本営とのやりとりってのもオレの仕事だな」
谷風「へぇー、かなり鍛えてんだなぁ」
提督「さて、そろそろサーモン海域の任務艦隊が帰投する頃だ。
    ちょっとお出迎えして戦果の報告を聞いてきてくれ」
谷風「がってん!
    ちゃんと谷風にもできっかなぁ」
提督「よく分からないところは、みんなに聞くといいさ。
    補佐艦ちゃんの仕事ぶりは、よく知ってるからな」

・・・・・・・・・。

提督「どれどれ。 上手くやってるかな」
霧島「司令。 こそこそと何をしてるんです?」
提督「ん? 新米の補佐艦ちゃんの仕事の管理ってね」
霧島「あら、今日は補佐艦が誰かと代わってるの?」
提督「谷風ちゃんだな。 今日が初めてなんだ」
霧島「あぁ、そういうこと・・・電はどうしたの?」
提督「ちょっと重要な任務があってね。
    午後から第六駆逐隊とベルちゃんで出かけてる」
霧島「そ、そうなの・・・よく分からないけど、大変なのね」
提督「ま、谷風ちゃんのほうは何とかなりそうかな」
霧島「司令、もしかして司令室がもぬけの殻ではないの?」
提督「はじめてのお使いってのは心配になるもんさ。
    ちょっとだけだから」
霧島「なるほど。
    司令、そういう一面もあるのですね」
提督「ん? なんのことかね」
霧島「あっ、いえ・・・こちらの話です」
提督「それじゃ、オレは帰るとするか」
霧島「ところで、金剛姉さまと出会っていませんか?」
提督「いや、見てないけどね」
霧島「これは・・・すれ違ったわね」
提督「ティータイムのお誘いかな?
    今から司令室に戻るから、そう伝えといてよ」
霧島「了解したわ」
提督「ところで、連装砲くんのほう、どうかね」
霧島「あっ、それなら提督を争って12.7mm弾の早撃ち勝負に。
    いえ、なんでも・・・」
提督「くれぐれもハードボイルドで頼むよ?」

・・・・・・・・・。

谷風「たっだいまー!
    提督に報告書を届けにきたよ!」
提督「ああ、ご苦労さん。
    どうだったかね、うまくできたかい?」
谷風「えっへん! 言われたとおりに書いてきた!」
提督「へえ、どれどれ。
    ま、今日のところは、こんなもんかな。
    よしよし、よく頑張ってくれた」
谷風「ひゃー、なんか、こういうの・・・照れるな!
    よしよしって谷風もするんだけどさぁ。
    されるのって慣れてないんだよなー」
提督「お前さんの弱点ってことか。
    それは良いことを教えてもらったな」
谷風「あっ、べ、べつにそんなことないんだからね。
    あ、あっ、撫でまわすなよ、ちくしょーめ!」

金剛「HEY! 提督、やっと見つけたネ!
    午後のティータイムといきましょう!
    今日は電が一緒じゃないんだネー?」
提督「急遽、午後からお休みになってね。
    谷風ちゃんが代理で補佐艦してるところさ」
金剛「もう、提督ったらヒドイね!
    声を掛けてくれたらワタシが補佐艦してあげたのに」
提督「ちょうど谷風ちゃんが司令室にいたからさ。
    こういう経験もさせとこうと任せてみたんだ」
金剛「ふーん? まーいいネ!
    午後のティータイムは、ちゃんと休憩しないとデース!」
谷風「かぁー、こいつは粋な計らいだね!
    なぁ提督、補佐艦って待遇いいんだな!」
提督「そう思えるってことは、お客様として扱われてるってことさ。
    補佐艦の仕事ってのは、わりとツライことのほうが多いんだ。
    このカップから溢れるくらい、電ちゃんは泣いてきたよ」



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