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提督さんとあきつ丸さん、参。 [艦隊これくしょん]

提督さん 【 Lv 106 】・・・頃の出来事。

艦これをプレイしてないときは、だいたいヨメの電ちゃん単艦か、
あきつ丸単艦か、まるゆとセットで陸軍コンビの接待演習です(ん))

このときは、あきつ丸の単艦だったのですけど、ふと接待相手
リストを見てみると、なんということでしょう・・・想定外の結果に(@びっくり)
kc_0247a106.jpg


なんか勝利してた(@あもさん)
kc_0247b106.jpg

あきつ丸さんはカ号観測機と三式指揮連絡機、大人気の大発を
持ってる改装後の初期装備なので、ほとんど戦力にならないけど、
いったい相手はどんな艦隊で、どんな戦いをして負けてたのかな(@気まずい)

思いつくところでは、艦載機を積んでない空母ばかりでしか敗北
する可能性はないと思うのですけど、単艦なので、運悪く攻撃が
全然当たらなかったら、戦術的敗北 C という結果にもなるのかな(@まじ)

演習リストに接待中のあきつ丸がいるから、第 2 艦隊とかで編成
したものの、操作を慌ててキラ付けしてた第 1 艦隊で突撃とか?(@気まずい)

なんにしても、ただならぬ事態が発生してしまったのは確実っぽい(こなた)



あとは、おまけの落書き(こなた)



あきつ「提督殿、あきつ丸、任務完了の報告であります。
     演習海域の浮遊物は全て取り除いたのであります」
 提督「ああ、ご苦労さん。
     さすがは揚陸艦だな。
     うまく使えば掃海艦の代わりにもなる」
あきつ「そうかいかん?
     いったい何でありましょう」
 提督「ああ、そういう艦種の艦娘ちゃんっていないんだった。
     海にばら撒かれた機雷をお掃除する船のことさ。
     ま、お前さんに頼んだのは機雷じゃないけどね」
あきつ「はぁ~、機雷の掃海が任務の船でありますか。
     提督殿は物知りでありますなぁ」
 提督「ま、なんにしても、ひとり地味な仕事で苦労させるね」
あきつ「いえ、とんでもない! であります。
     あっ、提督殿、訊いてもよいでありますか」
 提督「ん? なにかね」
あきつ「演習とは、いったい何でありましょうなぁ。
     自分ひとりだというのに演習の申し込みが絶えない。
     相手にしてもつまらぬでありましょう」
 提督「ああ、そういうことね。
     ま、そのへんは色々と事情があるのさ。
     オレが話したとおりに相手してるかい?」
あきつ「もちろん、提督殿の御命じのとおりであります。
     艦隊は我が身ひとつなれど、いざ尋常に勝負!
     ・・・でありますが、所詮は多勢に無勢。
     敗北は必定なのであります」
 提督「それでいいさ。
     相手さんだって分かってやってるんだ。
     なんの勝負にもならないことぐらいね」
あきつ「そうでありましょう。
     退屈させておらねばよいのですが」
 提督「そんなこと、これっぽちも思っちゃいないさ。
     お前さんと出会えてラッキーとさえ思ってるよ」
あきつ「はぁ・・・そうでありましょうか」
 提督「お前さんって意外と人気があるからね」
あきつ「ほぉ~、そうでありましたか。
     自分など、提督殿の指揮下では華のない艦娘でありましょう。
     どのような理由であるのか、皆目見当もつきませんな」
 提督「なんでも、お前さんに触れると幸運になれるらしい」
あきつ「はぁ!?」
 提督「それを見ていた艦娘ちゃんも、ちょっと幸運を分けてもらえる。
     なんていうか、こうね、気持ちがキラキラッとする感じで」
あきつ「はぁ~、そうでありましたか」
 提督「もちろん演習っていう戦いのなかでの出来事だからな。
     相手さんにとっちゃ、誰が触れるかって訓練なんだ。
     うまくいけば、ほんのちょっと練度も上がる」
あきつ「なるほどぉ~・・・であります。
     普段は司令部で触られたりしないでありますから」
 提督「演習の海域で出会った相手さんに限っての話だしな。
     司令部で誰かがペタペタ触ってくることはないさ」
あきつ「自分の知らないこと、たくさんあるのであります」
 提督「ま、そんな話もあってね。
     第一艦隊でのお掃除任務、お前さんひとりにしてるんだ」
あきつ「提督殿・・・自分、いささか反省であります。
     第一艦隊を預かりながら、ひとり海域の掃除でありました。
     演習での戦果も望めず、なにか罰でも受けているのかと」
 提督「そうか、きっちりと任務を説明しておけばよかったな。
     お前さんの気持ちに考えが足りてなかったよ。
     このとおり、申し訳ない」
あきつ「そんな、提督殿!
     それもこれも自分の勘違いでありました。
     あらためて、さすが提督殿の深慮を窺ったのであります。
     さりとて今後は、気合いを入れて紅をささねばなりませんな!」
 提督「お前さん、自分のことを地味だと思っているようだがね。
     いちばん身だしなみを気にしてると思うなぁ」
あきつ「そうでありましょうか・・・、いささか照れるであります。
     あっ、そうでありました!
     提督殿、今日の任務で、とても奇妙な事件がありまして」
 提督「へえ、奇妙な? いったいなんだろう」
あきつ「演習の海域に、自分がひとりの任務であります。
     戦うことになれば敗北は必定。
     そう申し上げたばかりなのでありますが」
 提督「ああ、言ってたね」
あきつ「今日、どうも初めて勝利したのであります」
 提督「え? そいつはおかしいね。
     いったい何が起こったんだい?」
あきつ「それが・・・自分にも分からないのであります。
     いつものように任務をこなしていると勝利の戦績が。
     たしかに誰かが来たらしい気配は感じたのでありますが」
 提督「そいつは何とも予想がつかないね。
     相手さんから身体を触られてないのかい?」
あきつ「はい、まったく覚えがないのであります。
     その勝負、本当にあったのかと思う次第でありまして。
     もしや・・・波間に幻でも見ていたのでありましょうか」
 提督「その戦績っていうのは演習の記録だろう?」
あきつ「それで間違いないのであります。
     お相手の名前もしっかりと書かれておりました。
     たしか・・・そう・・・」
 提督「ああ、その相手さんの名前まで話さなくてもいいさ。
     ちゃんと覚えがあるんなら夢や幻じゃないってことだ」
あきつ「で、ありますか」
 提督「演習の戦績って記録がすぐ消されちまうからな。
     オレも自分の眼で確かめてビックリしたかったね。
     残念だ」
あきつ「自分も提督殿の驚きよう、見たかったでありますな」
 提督「はは、言ってくれるね。
     どれ、お前さんの瞳の中を覗き込んでみよう。
     その勝利とやらの場面が見られないもんかね」
あきつ「わ・・・あの・・・提督殿!
     お顔が・・・近すぎる・・・のでありますよ」
 提督「ちぇ、見慣れた顔が映ってるだけだった」
あきつ「はっ、はぁ・・・驚いたのであります」
 提督「ちょっとした意趣返しってやつさ」
あきつ「そ、それにしても・・・提督殿。
     世の中とは不思議なことが起こるものでありますな」
 提督「きっと、お前さんに触れて幸運になろうとした、誰かがいた。
     だが、その前に不幸ってやつが足に絡まっちまったのさ。
     いったい何が起こったのやら、ツイてないね」
あきつ「まったくでありますなぁ。
     しかし、そのような出来事も明日は我が身でありましょう。
     いま一度、気を引き締めて参らねば! であります」
 提督「そうだな、油断大敵、一事が万事、注意一秒怪我一生ってね。
     赤城ちゃんなら、慢心しちゃだめだと声が聞こえるところさ。
     オレも加賀ちゃんの声でダメなんて甘く囁いてほしいもんだ」



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